霧多布湿原とは

東北海道は厚岸郡浜中町に広がる霧多布(きりたっぷ)湿原は花の湿原と呼ばれるほど、沢山の花が見られることで、知られていますが、鳥の種類の多さでも世界的に貴重なエリアで、葉が落ちて鳥が見やすくなる秋から冬の季節、イギリスやアメリカなどから多くのお客様が来られます。1922年に「霧多布湿原泥炭形成植物群落」として天然記念物に指定されました。

また、人里離れた所では無く、人が普通に生活して居る近くに、この素晴らしい環境が遺されていることが評価され今から10年前にラムサール条約にも登録されるほか、北海道の豊かな自然の宝物として各分野から道民参加によって選ばれる「北海道遺産」にも第1回目にて選定されました。

「国内最大級の原生花園」といわれ、100種類を超える草花を見ることができます。

面積 約3,168ヘクタール
南北長 約3~4km
東西長 約9km
海抜 3m以下


ナショナルトラストによる民有地の買取活動

霧多布湿原の民有地約1200ヘクタールの内、開発の可能性が高い海沿い道路際の約200ヘクタールをはじめ、タンチョウの営巣地にある民有地の保全を図るため、全国に呼びかけナショナルトラストによる用地の買い取りを進めています。

ナショナルトラストとは

19世紀末イギリスで始まった市民運動。
みんなで資金や力を出し合って貴重な自然や文化遺産を残していく活動です。

霧多布湿原ナショナルトラスト

霧多布湿原ナショナルトラストは、国税庁長官より、租税特別措置法第66条の11の2第3項に規定する「認定特定非営利活動法人」であると認定されました。
ナショナルトラストを進める市民活動としては、全国で初めての認定団体です。

霧多布湿原ナショナルトラストでは、霧多布湿原を未来の子供たちに引き継ぐことを目的として発足し、
ナショナルトラストによる湿原民有地の取得と保全を進めています。

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